www.ナゴヤハロー(裏) The小ネタ集

本館にはない音楽の紹介やら思いつきや雑感とか、とりあえずいちいち本館にアップするまでもないようなビミョーな小ネタの場です。

ギリシャ名曲大全 PART 1 『ΔΥΝΑΤΑ(ディナタ)』後編

まさかシリーズ最初っから前後編になるとは(笑)
我ながらなんと濃いコーナーをつくってしまった…。

そこはまあ開き直って後編です。
前編ではギリシャでのヴァージョンを知ってる限り紹介しましたので、ここでまず原典(オリジナル)を紹介しときましょう。
NIGHT ARK「Picture」('86)

picture.jpg

作曲者のAra DinkjianとパーカッショニストのArto Tuncboyaciyanが中心となったアルメニアン・ジャズ・ロック・グループ「Night Ark」の1stアルバムに収録の「Homecoming」。
これがオリジナルです。
「ΔΥΝΑΤΑ」にくっついてたサブタイトルらしき(Homecoming)の文字が当初から気にはなってて。でも調べると「ΔΥΝΑΤΑ」の訳でもないし…というのがこれを見つけて解決した訳です。
(ちなみにアルバムタイトル曲でもある「Picture」は「ΜΕΝΩ ΕΚΤΟΣ」の原曲です。)

なかなかオリジナル・アルバムは見つからんかったのですが、ある時この曲を某所で演奏した時、聴いててくれた友人の友人が「この曲Night Arkですよね〜」とかなんとかいうてはったんで、話をするとオリジナル・アルバムを持ってるというんですよ。で、お願いしてテープにダビングしてもうたんでとりあえず音だけは聴けてたんですな。(その後運良くCDも見つけましたが)

で、その原典。(前置き長っ)
当然インストで、主役は作曲者Araの弾くジュンブッシュ(トルコの複弦6コース・フレットレス・バンジョー)。アルヴァニタキ'95ライヴでも大活躍してた楽器です。だもんで雰囲気はこのライヴに結構近いんやけど、ピロピロしたシンセやら入ってたりなにやらトロピカル(?)なアレンジになっていて、印象はやや軽め。AraのアドリヴやArtoのパーカッションも'95ライヴに較べると控えめなんでやはり後から聴くとインパクトは弱いかなあ。

このアルバム「Picture」、もう当然のように廃盤なのですが、まだ原典を聴くチャンスは残っています。
この1stと2ndから選曲された編集盤が出とるんですわ。

Treasures Treasures
Night Ark (2000/06/13)
Traditional Crossrds

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この曲目当てといわずNight Ark自体ええバンドなんで(自分では勝手に「アルメニアのパット・メセニー・グループ」と呼んでいる)是非聴いてほしいとは思います。


さて、続いては他国でのカヴァーです!!
まずはアルヴァニタキに先駆けること3年、いち早くこの曲に目をつけたこの人のヴァージョン。

88 88
Sezen Aksu ()
Destiny

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"トルコの女帝"といえばこの人、セゼン・アクス!!
そのアクスの文字通り'88年のアルバムの一曲目「Sarisin(おいで金髪娘)」がそーなんです。
アクス・ヴァージョンではイントロでのサズ(?)のメロディーに続きいきなりサビのフレーズから歌がはじまります。アレンジはちょっとフュージョンぽい気も。リズムは「えーんやとっと」って感じ(笑)。

続いては同じくトルコのGulsen(ギュルシェン)というせくしーおねーちゃんのヴァージョン。(これはKisaraさんのブログ「異国音楽館」で知りました)
タイトルは「Sarisinim」。何故かアクス版とタイトル変わってますが歌詞はおんなじみたい。
このヴァージョンはYoutubeにクリップもありました。

ベースはやっぱりアクス・ヴァージョンみたいですね。終止ビキニで歌うというなんとも露出度の高いありがたい(笑)クリップです。


で、実はロシアでもカヴァーされてることが判明しました!(というかこれもKisaraさんのブログで知ったんですが)
「フィリップ・キルコロフ(Филипп Киркоров)」ちゅうおっさんだそうなんですが、「Fire and Water」というタイトルでカヴァーしてます。

これは完全にAntiqueヴァージョンがベースですねえ。アレンジには新鮮味ないですが結構クリップはおもろいな…。

とりあえずはこんなところですかねー。
いやー、しかし思いつきで始めたもののこんな大作になるとは全然思ってなかったぞ(笑)
それよりもギリシャ名曲といっときながらいきなりアルメニアの曲かいっ(爆)

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ギリシャ名曲大全 PART 1 『ΔΥΝΑΤΑ(ディナタ)』前編

ギリシャには日本人の琴線に触れるだろう名曲が数多くあります。
そんな曲をとりあげていく新シリーズを始めてみました。(他のシリーズも続いてへんというのに…)

初回はもちろん、私をギリシャのとりこにさせたこの曲、

『ΔΥΝΑΤΑ(ディナタ)』!!


なんやかんやでこの曲、オリジナルを始めとして知ってる限りでも10ヴァージョン近くあるという、実はワールドミュージックの隠れヒット曲でもあるんですな。

まずはギリシャ版オリジナル、エレフセリア・アルヴァニタキの'91年のアルバム、「ΜΕΝΩ ΕΚΤΟΣ(メノ・エクトス)」でのヴァージョン。

プロデュースは今やギリシャの大物プロデューサーのニコス・アンディパス。ちなみにこれが初プロデュース作となり、これを聴いたハリス・アレクシーウがアンディパスを起用して生まれたのが、大ヒットした名盤「ΔΙ'ΕΥΧΩΝ(祈りをこめて)」なのでした。
このヴァージョンではアンディパスの特徴とも言えるクリーン・トーンのエレキギターのミュート・アルペジオが曲をひっぱります。歌に入るといきなり重量感たっぷりの分厚いおっさんコーラスが(笑)。
でも正直'95年のライヴ・ヴァージョンを先に聴いていた私にはちょっと綺麗にまとまり過ぎ、かつリズムが重めかなー、という印象。

続いてもアルヴァニタキ、'93年のライヴ盤「Η ΝΥΧΤΑ ΚΑΤΕΒΑΙΝΕΙ(イ・ニフタ・カテヴェニ)」
フルートが結構フィーチャーされたアレンジに。ギター・バッキングはスタジオ盤同様。リズムはスタジオ盤より軽快になった感じ。後半、メンバー紹介にかぶる形でアンドーニス・ミジェーロスのかっちょいいリード・ギターも聴けます。
i_nixta_katebainei.jpg


でもってこれがアルヴァニタキ・ヴァージョン決定版、'95年のライヴ・ミニ・アルバム「ΖΩΝΤΑΝΑ ΣΤΟΥΣ ΒΡΑΧΟΥΣ, ΚΑΛΟΚΑΙΡΙ'95(ゾンダナ・ストゥス・ヴラフス,カロケリ'95)」
vraxous.jpg

こりゃもう本サイトでもこのブログでも再三紹介したので詳しくは書きませんが…やはり最強。DVDも出たしね。
ちなみにCDは2枚持ってたり。(笑。でも装幀がちょっとちゃうねんも〜ん)

あと、実はギリシャで'04年にライヴ観た時に録音したヴァージョンもありますがこれは世界で私だけのもんです(ちょい自慢)。というかずーっと私が一緒に歌ってるので他の人が聴いたらすんごく耳障りやと思います(爆)。



さて、アルヴァニタキに続いては2005年のユーロ・ヴィジョン優勝をキッカケに今やギリシャのスーパースターの仲間入りを果たしたエレナ・パパリズゥがソロ活動前に組んでたユニット「ANTIQUE」のヴァージョン。デビュー・アルバム「Opa Opa」('99)より。

20061030205731.jpg

何故かこっちではタイトルが「Dinata Dinata」に変わっちゃってます。
アルヴァニタキの'95ライヴのアレンジをベースに打ち込みの4つ打ちビートを聴かせたフロア向きのダンサブルなアレンジになってます。
ちなみにこのAntiqueヴァージョンにはリミックスを集めたカナダ盤、その名も「Antique EP」ちゅうのも存在します。
antiqueEP.jpg

収録されてんのは、
「Radio Edit」
「Original Extended Mix」
「C and N Project Mix」
「LOL Brothers on a mission Mix」の4ヴァージョン。
まあこのあたりは明らかにフロア向けですな。思ったより「LOL〜」リミックスがかっこいい。
ちなみにKisaraさんのブログ「異国音楽館」のAntiqueの記事にビデオ・クリップがアップされています。

ふうーっ。ここまででとりあえず"ギリシャ編"は終了ですー。(他にもカヴァーあったら教えてくださーい)
さすがに長くなりすぎるので、他国編及び原曲(オリジナル)についてはまた後日(汗)

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