えー、最近risaさんのブログで
HR/HMのバラード名曲を紹介する記事があり、
それをパクって、それにインスパイアされて、私も新企画を立ててみました。
題して「ギターインスト名曲全集」!!
そして記念すべきこの「ギターインスト名曲全集」の第1回は私にとってはこれしかおまへん。
ゲイリー・ムーア&フィル・ライノット「Parisienne Walkways」。
まあ原題よりも「パリの散歩道」ちゅう方が個人的にはしっくりくるんですが。
ちゅうか、これインストちゃうやん!!というツッコミもありそうですが、どう聴いても主役はギターやし、そもそも私にとって「オリジナル」の「パリ散」は、初めて聴いた「ライヴ・アット・ザ・マーキー」でのインスト・ヴァージョンなので、それ以外はゲイリー本人の演奏であっても「ヴォーカルの入ったカヴァー」なのです。
イントロのグリスダウン3音に続く、もう"これこそ泣きのギター!"としかいいようのないテーマ。絶対ギター弾きならみんな弾いたハズ(笑)。で、私は途中の下降速弾きんとこであきらめたクチです(爆)。
そして、これぞ「パリ散」ともいうべきフィードバックによる超ロングトーン!!どこまでひっぱんねんっ、ていうとこまでひっぱって、テーマに戻った後にお待ちかねのソロ・パートがやってきます。
メロディアスなのはもちろんのこと、なにより感情移入の強烈さにほんま熱くなりますわ。そしてソロの締めは毎度おなじみのトリルしながらのポジション下降!もう20年以上変わらぬ構成やけど、やっぱこの流れやないとねー。
さて、この「パリ散」も正規盤だけでもライヴヴァージョンがやたら多くて実は私も全てを聴いたわけやないのです(泣)。とりあえず私の持ってるヴァージョンは今現在下記のものです。(ブート入れたらキリがないのでとりあえず珍しいG-Forceヴァージョンのみ入れました)
・Back on the Streets('78)これが唯一のスタジオ録音のオリジナル。ヴォーカルはフィル・ライノット。フィードバックはまだ5秒どまり。ギター・ソロがすぐフェイドアウトしてしまう極悪ミックス(笑)なんやけど、なんかジャケ違いのアメリカ盤はメインヴォーカルがゲイリーになっていて、しかもちょっとだけソロが長いらしい。しかし見かけたことすらない…(泣)こーゆーのこそボーナストラックで入れんかいっ。
・In London / G-Force('80)G-Force時代のブート。2ヴァージョンが収録。最初のテイクはなんといきなり6秒のフィードバックから入る。いつものところのフィードバックは12秒(15秒)。ソロは1分40秒(1分55秒)。ここではとにかく速弾きが凄い!まさに鬼神のように弾きまくってます。
こん時はレスポール使ってなかったよう(豹皮のシャーベルか?)で結構アームも使ってますね。
※( )内は2テイク目のタイム
・Live at the Marquee('83)当初は日本でのみリリースされた"幻の"ライヴ・アルバム。録音は'80年11月か'81年2月のどっちからしい。「サンセット」とのコンボでインスト、というこのアルバムでしか聴けないヴァージョンやったりする。個人的にはこれがベスト・テイク。(やっぱ思い入れの深さが違う…)フィードバックは8秒と短め。ソロは約2分ちょい。アームを使った泣かせ方は他では聴けない鳥肌モノ!!
・Rockin' Every Night〜Live in Japan〜('83)初来日公演を収録したライヴ・アルバム。オリジナル盤にはこの曲は入ってなかったけど、'02年にリマスター盤が出た時ボーナストラックで収録された。もともとは「Corridors Of Power」UK盤のオマケ。'82年、マーキーでのテイク。フィードバックは17秒。ソロは約2分ちょい。トリル下降の最後の方でリヴァーブがえらい深めにかかる。全体的にわりと端正というかまとまった演奏。美しい!
・Empty Rooms('85)「ラン・フォー・カヴァー」の頃にリリースされた12インチシングル。B-1にフィル・ライノットがゲスト参加したライヴ・ヴァージョンが。(確かビデオ「エメラルド・アイルス」と同テイクやったような記憶が。)やっぱフィルのヴォーカルはええ味出してるわー。
フィードバックは15+8秒(途中1回切れる)。ソロは約1分半。かなりアグレッジヴに弾きまくってる!
・Blues Alive('93)ブルーズ転向後もこの曲だけはやってますな。故トミー・アイアーのキーボードがかなりシンフォニック色を出してます。ここでのフィードバックは27秒。ソロは約2分。
・Ballads & Blues 1982-1994('95)「Blues Alive」からのテイクなので割愛。
・LIve at Monsters of Rock('03)まさかもうHRはやらん、ちゅうてたゲイリーがHR時代の代表曲の数々を再演するとは!
しかもギター・トーンはざくざくに荒い!ここでのフィードバックは25秒。(やたら切ったり細かいフレーズはさんで引っ張ってるんで最長音のみのタイム。)キーボードがないのはちょっと寂しいけど、ソロは大サービスの約2分半。強烈に泣いとる!やっぱゲイリーにはハードロックやってほしいなあっ!
ついでに以下はカヴァー・ヴァージョンいろいろ。
・Trive of Gypsies/Standing On The Shoulders Of Giants('00)ゲイリーファンでもあるギタリスト、ロイ・Z率いるラテン・メタル(笑)・バンド。
前半はアレンジ、ギターのトーン等オリジナルに沿った感じなんやけど、ギターソロから曲調は一転、アフロチックになって、どこがパリやねん、とツッコミたくなりますが、ロイのギターがいいので許してやろう(笑)。ちなみにフィードバックは7秒。
・De Danann/Welcome To The Hotel Connemara('00) アイリッシュ・トラッドの老舗、ディ・ダナンもこの曲をカヴァー。なんでもフィドル&フルート奏者のFrankey Gavinはフィル・ライノットとルームシェアしてたこともあるとか。
当然トラッドバンドなのでエレクトリック色は皆無で、フルートがリードをとっとんやけど、これが実に見事にハマってます。あ、当然フィードバックはありませんので(爆)。でもしっかりロングトーンでオリジナル通りの5秒のばしてます。ようやるわ(笑)。
・郷ひろみ/愛しき他人(ひと)〜パリの散歩道〜('83)ちょっと意外なヴァージョン。シングル「シャトレ・アモーナ・ホテル」のB面に収録。アレンジは全くのオリジナル(リードギターのパートがヴォーカルパートになっとる)やけど、結構バックで弾きまくってるギターをゲイリーに似せていてなんとも微笑ましい(笑)。演奏者のクレジットはないけどたぶんアレンジも担当した矢島賢氏やないかと思います。ほんでもってフィードバックはありません(笑)。興味ある人は探してみよう。たぶん流通数は多いので見つけやすいと思います。私もよしっ探すぞっ、と思って行った一軒目でいきなりゲットしました。
しかし思いつきで書き出したものの、ここまで大作になるとは思わんかった。タイム比較までするつもりなかったのに(笑)。
Frankey Gavinに負けず私もようやるわ(爆)