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祝ヤン・アッカーマン来日!でも行けない(号泣) |
今日は帰ってきてからヤン・アッカーマン来日記念特集(笑)をしております。
最近のアルバムではやっぱり「Focus in time」がいっちゃん好きかなあ…。(もう10年前のんやけどね) 知ってる人は知ってるように今日は大阪は心斎橋でアッカーマン来日公演の初日なんですわ。 時間的に行こうと思えば行けたんですが、ちょっとまだ大音量ライヴが聴けるカラダやないので…(昨日友人のライヴにいったけど1時間が限界…泣) そんなわけで泣く泣くあきらめて悲しくひとり家で聴いてる私でした。 ところで先日紹介したギリシャのラヴレンディス・マヒェリツァスのアルバムがまたタイミングよう昨日届いたんですよ。 ![]() なにより「Hocus Pocus(悪魔の呪文)」。 どうやったかというと。 いさぎよくヨーデルなしでした(笑)。ふつうに女性ヴォーカリストがスキャットしてます。 まああれはもうタイスかスイス人かウイリー沖山でないとでけんでしょう(爆)。 で、マヒェリツァスはP.L.Jバンド時代のような念仏唱えてます(爆)。 でも短いながらもアンドーニス・ミジェーロスがテクニカルなかっちょいいギター・ソロ弾いてます! (バックの演奏自体はオリジナルっぽくやってる) しかしやっぱりヤンのギターで、しかも生で聴きたかったなあ…(とーぜんやってるんやろなあ今晩…「シルヴィア」やら「Focus II」なんかも。) スポンサーサイト
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待たせた甲斐ある凄いヤツ!! |
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カナダのケルト系音楽の大物、ロリーナ・マッケニットの9年ぶり(!)の新作が世界同時発売!ということで今日早速買いに行ってきました。
今回のアルバムのコンセプトが「ケルト民族と歴史の探訪」ということで、その探訪の過程にはギリシャも含まれてるとなるとソッコー入手せんと気がすまんですわ(笑)。 まあロリーナのウェブサイトでのアルバム紹介見るとリラやらカーヌーンなどギリシャらしき楽器も使ってるみたいやったのでひとりふたりギリシャ人も参加してるんかな~と思ったら… 全然思惑はずれ。 「ようけ」参加しとるやん!! リラはスタマティス・スパノダキスの近作でもおなじみのソクラティス・シノプロス、カーヌーン(カノナキ)はパノス・ディミトラコプロス、ブズーキにはヨルゴス・コンドーヤニス、そしてウードにはHaig Yazdjian!(まあこの人はアルメニア人やけどね) 極めつけになんと!! 愛知万博のギリシャデーにやってきた超絶ウルトラ・パーカッション・トリオ、ΚΡΟΤΑΛΑ(クロタラ)の3人、ペトロス・クルティス、ヴァンゲリス・カリピス、アンドレアス・パッパスが!! す、すげーーーっっ!! 他にもおなじみのブライアン・ヒューズ(ギター、ウード)、元ブロウザベラのナイジェル・イートン(ハーディー・ガーディー)、キャロライン・ラベル(チェロ)に加え、最近音沙汰のなかったノルウェーのAnnbjorg Lienがニッケルハルパで、そしてなぜかManu Katcheも一曲ドラム叩いてたり。 古楽グループ「フレットワーク」からもヴィオラ・ダ・ガンバ奏者が5人参加してたり、とにかく豪華過ぎて、パーソネル見て鳥肌たったのはほんま久しぶりです(笑) でもまあ実はブライアンやキャロラインはギリシャの作曲家、エヴァンシーア・レブーツィカ(昨年日本でも公開された映画「タッチ・オブ・スパイス」の音楽も担当)のアルバムに参加してたり、あのハリス・アレクシーウもマッケニットのカヴァーやってるしで意外とマッケニットとギリシャの接点はあってんけどね。 (ちなみに本アルバム、エヴァンシーアの現所属レーベルであるCantiniのスタジオでも録音されてます。たぶんエヴァンシーアがとりもったんでしょうなあ) で、肝心の音の方、こんだけようさんのミュージシャン参加しとるのにごちゃごちゃしてなくて美しさを保ってるのはやっぱりさすが。とはいえしっかり力強さもあり熱い部分もあります。 3曲目「キャラバンサライ」なんてギリシャミュージシャン全員+ナイジェル・イートンという夢のようなコラボがマジかっちょいい! 一転4曲目ではフレットワークのガンバ・アンサンブルを起用した典雅なサウンドを展開したり、とにかく聴きごたえたっぷり。 なんかギリシャ・ファンでケルト・ファンの私のために出してくれたようなアルバムです(爆)。 |
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そろそろ冬やというのにギリシャ新譜情報 |
毎年今頃の時期になるとさすがにギリシャものを聴く機会が減ってくる私なのですが、今年に限っては困ったことに気になる盤がどんどん出てくるのでなかなかやめられません(笑)
てなわけでそーゆー気になり盤をちょっくら紹介。 (ラヴレンディス・マヒェリツァス) "ΗΡΩΕΣ ΜΕ ΚΑΡΜΠΟΝ" (イロエス・メ・カルボン) ![]() P.L.Jバンド→ΤΕΡΜΙΤΕΣ(テルミテス)のヴォーカリストでもあるラヴレンディス・マヒェリツァスのひさびさのスタジオ録音作。 プログレバカ的に気になるのはなんちゅうてもあのフォーカスの超名曲「Hocus Pocus(悪魔の呪文)」のカヴァー!! P.L.Jの頃からの朋友であるバカテクギタリスト、アンドーニス・ミジェーロスも参加しとるということでひさびさにヤン・アッカーマンばりのミジェーロスの弾きまくりも聴けるかも。 マヒェリツァスの「れいよろれいよろろんぱっぱ~」もちょっと楽しみ(笑)。 ![]() お次はアンモス5年ぶりの3rd。新ヴォーカリストのアポストリーナ・ミハイリドゥ嬢がなかなか美形(笑)。 音の方はちょっとハードみたいですね。アルキスティス・プロトプサールティのゲスト参加も気になるー。 "ΠΩΣ ΑΛΛΑΖΕΙ Ο ΚΑΙΡΟΣ" (ポス・アッラージ・オ・ケロス) ![]() 続いてはケティ・ガルビーの最新アルバム。 最近のギリシャのビッグネームのアルバムはあとで「スペシャル・エディション」だのでDVDが付いたりして再リリースのパターンが多いのですが、ケティに関してはそういうケースがいまんとこないんで買っても大丈夫かな…。 それにしても私と同じ年(42歳)でこのウツクシサはないやろ…(笑) ![]() |
「Faux Bijoux」代行輸入のお知らせ |
先日紹介のギリシャ盤、ヨルゴス・カザンジスの「Faux Bijoux」ですが、ちょろちょろ聴いてみたいなあという声があり、まさかほんまにコピーしてバラまくわけにもいかんので(笑)、希望者の方には次回ギリシャへのオーダー時についでに代行購入してさしあげようかと考えています。(なかなか1枚だけ注文ちゅうのはもったいないですもんね)
とりあえずまた近々オーダーを出しますので(ヴァルディスの新譜買わなあかんしね)、これ欲しいぞ!!という方は、「kazanzishosiiyou@hotmail.co.jp」まで住所氏名、女性の方はスリーサイズ(ウソですすんません笑)をとりあえず書いて送って下さい。 支払方法や発送方法などはまたそれから個別にご相談、ということで。 ちなみに価格ですが、CD実費(今のレートだと大体2,400円くらいかなあ)+包装費(まあ封筒代ですね)+送料でトータル3,000円きるぐらいでしょうか。あ、観光地にお住まいの方でしたら交通費いただければ私が直接お届け致します(爆)。 一応11/18(土)PM10:00で締め切ってまとめてオーダーします。こっちから発送するのはそれから10日~2週間くらいかな。 それでは多数のご応募お待ちしております~。(って来すぎたら実は困るんやけど笑) |
クロスウインド待望の(紙ジャケ)CD化!! |
日本の音楽ってのは一部を除いてほとんど興味がなくて。レコード屋でも日本もののコーナー(今風にいうとJ-POPコーナーですか)は見向きもせず完全スルーしてます。
最近とみに激しくなってるように感じるんが音楽の使い捨て化なんですが、それを特に強く感じるんがJ-POPなんですわ。 いま流行ってるんがどんな曲やらさっぱり知らんけど…、 100年後まで残ってる曲なんて皆無ちゃうのん!? (ちなみに先日亡くなった内山田洋さんの超名曲「東京砂漠」は間違いなく100年後も残ってると思う。) 最近はとりあえずリリースした時だけチャートの上位にいければいい、てな目的で初回盤だけ限定で特典つけたり、ジャケ違いで何種類も出したりとかしてますやん。(しかし最近はわがギリシャでもこーゆーアコギな売り方しとんですよねえ…泣) んなことせんでもほんまに中身に自信あるんやったらチャートなんか気にせんとフツーに売ったらええやん!とか思うんですけど、結局中身には自信がないけども世間での自分の評価だけは気になるちゅうことやろうねえ…そら100年後に残ってる道理がないわ。 さて、そんな「音楽性」とは全く関係のないチャートなんてもんにはまずのっかることがなかった幻の「ホンモノ」がよみがえります!! あ・の・クロスウインドの1stと2ndが!! 「インスト・ロック」というくくりならば個人的には間違いなく日本最高のあのクロスウインドが紙ジャケにて信じられないCD化ですよ!! さらに最高傑作と名高い3rd「そして夢の国へ」も来年春の予定でCD化を計画中ですと!! う、嬉しすぎる…(泣) クロスウインドを初めて聴いたのは忘れもしない、音楽(ギター)に興味を持ち出した高3の秋でした。当時リリースされた「そして夢の国へ」がギター・マガジンのアルバム・レヴューのなんとトップに紹介されていて、とりあえずその頃はジャンルどうこうやなしにいっぱいエレキギターが聴ければよかった私は即購入し、度肝を抜かれたわけです。 それから1st,2ndを探し続けてン十年。1stだけはなんとか見つけたものの2ndに関しては全く見掛けなかった(結局知人に貸してもらってやっと音だけは聴くことが出来た…)ということもあってほんまに「幻」やったんですよ! それがCD化っちゅうんやからもうこりゃ大ニュースです。当然既に予約済みです(笑) クロスウインドのリーダーだった小川銀次さんのサイトでのコメントではボーナストラックも付く予定だとか。 いや~まさに文字通り「夢の国」やなあ(笑) ギター泣きまくりの超名曲「流氷」収録! ![]() ライヴで一聴惚れしたチョーかっちょいい「脱走」収録! やっと「自分のモノ」になる(感涙)! ![]() |
こりゃあ2006年ベスト・アルバムかな… |
先日「おおザッパレビュー10月編」で95点という高得点を挙げたΓΙΩΡΓΟΣ ΚΑΖΑΝΤΖΗΣ(ヨルゴス・カザンジス)の「Faux Bijoux」ですが。
![]() もうハマりまくってしまって毎日のように聴き倒してたりします。 そんなわけで点数も97点にアップしました(笑)。 この点数はもう3~4年、いや4~5年に一度あるかないかっちゅうくらいの高評価、ということでおそらく本年度ベスト・アルバムはこれに決定でしょう。 内容はもうジャケが物語ってるといってもええぐらい秋の美しさ、せつなさ、儚さがたっぷり詰まっています。 1.「Στο Ελαφονησι(スト・エラフォニシ)」 ピアノのイントロで早々にアルバム世界へ引きずり込まれます。その後アコーディオンやマンドリンが加わり、いやでも脳内を秋色に染めていく「こりゃずるいなぁ」といわざるを得んオープニング・ナンバー。 2.「Σουγια(スゥイァ)」 一転ロックな5拍子のリズムの上にのっかるキャメル風のメロディーがたまらりらーん。でもギターは何故かロバート・フリップなトーン(笑)。これって狙ってんのかなあ(爆)。 3.「Σουγια Φιναλε(スゥイァ・フィナーレ)」 2.のコーダ・パート。これもヴルームみたい…(笑) 曲調は一転してノイジィなエレクトロニカに。 4.「Faux Bijoux...η στιγμη」 5.「Faux Bijoux」 世にも美しいピアノとカヌナキ(カーヌーン)で奏でられるメロディーには涙腺刺激されずにはおれません。さらにストリングスまで入ってこられたら… 6.「Ιρτακινα(イルタキナ)」 マリンバによるミニマルな5拍子のリフがプログレチック。これもちょっとキャメルっぽいメロがあったりする。コスタス・セオドールのコントラバスやフォティス・シオタスのエレクトリック・ヴァイオリンもええ感じや~。 7.「Χαμενο Ειδωλο(ハメノ・イドロ)」 唯一の歌もん。緩急のメリハリが素晴らしいアレンジにヴァシリス・レッカスの哀感溢れる歌声がハマるハマる。終盤のストリングスもかっこよく、かつ美しい。 8.「Χωριs Απαντηση(ホリス・アパンディシ)」 ちょっとバンドネオンを意識したような音色と奏法のアコーディオンをフィーチャーしたタンゴ(ミロンガ?)風ナンバー。 9.「Το Τελοs(ト・テロス)」 フォティス・シオタスのエレクトリック・ヴァイオリンとカヌナキをフロントにしたエスノ・エレクトロニカ・ロックといった感じのナンバー。エンディングのインプロがちょっと「ムーンチャイルド」風? 10.「Απαντηση(アパンディシ)」 8.にも共通するなんとも郷愁をそそるメロディーがたまらん。たぶんねー、映画「悪魔の手毬唄」好きな人はハマると思う。(すんげー限定されそう…) 11.「As Ballad」 これもう完璧ー。まちがいなくギリシャが生んだ超名曲がまたまた誕生であります。というか何故わたしのドツボを知ってんねん、と聞きたいくらい(笑)。ピアノのみで奏されるシンプルであまりにも切なく美しいメロにここぞとばかり絡んでくるストリングス…いうことなしです。出会えてよかった…ほんまによかった(泣) 12.「Νανουρισμα τηs Βροχηs(ナヌーリスマ・ティス・ヴロヒス)」 「雨の子守唄」と題された曲。わりとマイナーな曲調のこのアルバムの中ではちょっと明るめ。アコースティックとエレクトロニックのバランスが絶妙! 13.「Επιστροφη(エピストロフィ)」 オーボエ、フルート、ハープ、ストリングス、ブラス(サンプリング)によるチェンバー・ミュージック。叙情的に始まり、中盤激しくなる展開がかっちょいい。 14.「Αναζητηση(アナジティシ)」 シリアスなストリングスからサンプリング・パーカッションの嵐になる展開はかのゴールディーの超大作「Mother」を思い出しました。この叙情的なアルバムの中では異色ですが、泣かせまくったあとの攻撃的なサウンドが結構やみつきになります…。 そんなわけでとにかく素晴らしい内容に、ダビングしまくって知り合い全員に送りつけたい衝動にかられるくらいです(爆)。 |
時ならぬギリシャ祭り♪ |
いろいろお世話になっているpapiniさんのブログ「Trapo de la eternidad」が、ここ数日ギリシャのアルバムをとりあげていてちょっとしたギリシャ祭りとなってます!!
ギリシャ・ファンは必見やで~~っ!! 私も最近のぞかずにいられません(爆) |
ビッグ4そろい踏み!嬉しいけど困る(笑) |
いきなりド派手にスタートしてしまった「ギリシャ名曲大全」、次のネタはまたまたアルヴァニタキ(Night Ark)の「ΜΕΝΩ ΕΚΤΟΣ」にしよかなー、と思ってた矢先、私がギリシャで最も大好きなシンガー&コンポーザーのアンドーニス・ヴァルディスによるこの曲のカヴァーが収録されてるという3年ぶりのニュー・アルバムのリリース情報が入ってきました!!
![]() まあアンドーニスのソロ、ではなく息子のヤニスとの'97年以来の連名作なんですが。 にしてもむーっちゃくちゃ大好きなこの曲が、むーっちゃくちゃ大好きなシンガーの声で聴けるっちゅうだけでたまりませんわ。おまけにヤニスの方もこれまた大好きなスタマティス・クラウナキスの「ΠΟΤΕ(ポテ)」を歌っとるし。(ちなみにこれも「名曲大全」で取り上げ予定でした) そんなわけでちょっとこれ入手するまで「名曲大全」休みまーす。(気が変わって別の曲やるかも知れんけど) それにしても「ギリシャ・バトン」の記事で挙げた4人のアーティストが揃いも揃って同時期にリリースするなんて…やはり世の中は私中心に回ってるんやなあ…いやいや、同時期に出されたらフトコロがヒジョーに困るんやって!! ついでに同じHeaven musicから新人さんのデビュー作もついでに紹介。 ![]() ギリシャのスター発掘番組「Fame Story」の4thシーズンでデビューしたフリスティーナ・コレツァの5曲+DVD2曲収録の1stミニ・アルバム。 内容はともかくこのルックスとせくしー・ぼでぃーはやっぱり押さえとかないかんでしょう(爆) ![]() |
フォーエヴァー・クール・ファイヴ |
ショックです…。
きのうポール・モーリアの訃報を書いた矢先、今日は内山田洋さんが亡くなってしまった…。 2日続けて私にとって大切なアーティストが亡くなってまうなんて…もう絶句ですわ。(とかいいながら書いてたりするんですが) 内山田洋さんといえばそう、あの「内山田洋とクール・ファイブ」として昭和の歌謡史に残る名曲を多数残したムード・コーラスの大御所です。 リード・ヴォーカルの前川清が'87年に脱退したあともグループは存続してたよう(オフィシャル・サイトもある)ですが、これといったヒットには恵まれず、若い女のコ集めて「内山田洋とクールガールズ」なんていうユニットも始めたりしたものの、残念ながら肺がんのため70歳の人生を閉じられたとのこと…。 前川清の脱退についてはいろいろと「大人の事情」があったらしいですが、個人的にはソロになってからの前川については、クール・ファイブ時代にびんびん発散さしてた"陰"のオーラというか、「暗い情念」というか、そういうのがすっかり消えてしまって私自身はとっても残念やったし、なんとか和解(いや実際はっきりと事情は知らんねんけど)してもらってオリジナル・メンバーでリユニオン・ツアーなんかやってほしかったなあ、というのが正直なとこなんですわ。 しかしもう今回のことでこれも夢に終わってしまった…(泣)。 なにはともあれ内山田さんのご冥福をお祈り致します。 |
フィエスタ・フィナーレ |
"ラヴ・サウンズの帝王"ポール・モーリアが亡くなったそうですね。享年81歳ですか…。
実は大好きなんよねモーリア。とかいいながらCDは「ギリシャの夢の跡」っていう編集盤しかもってなかったりすんねんけど。 でも音楽にハマりはじめた高3の夏にベスト集のカセット2本買って結構聴きまくってました。なので実は原点といえんこともなかったり。実際その後バンドやり出してアレンジなんかもやり出すようになった時にモーリアを結構参考にしてたりしたしね~。 もちろんモーリアのコピーもやりました。「エーゲ海の真珠」はオリジナル・ヴァージョンと'76年に出たディスコ・ヴァージョンてのをミックスしたアレンジにして。(ディスコ・ヴァージョンのブラス・アレンジむっちゃくちゃかっちょ良過ぎ!) あとメドレーの一部として「オリーブの首飾り」もやったなあ。当然私のイリュージョン(みんなは手品や手品やというんやが)付きで(笑)。 そんな思い出もあったりで、それほどマニアではないものの、やっぱ寂しいなあ…。 なにはともあれ合掌…。 ちなみにタイトルは私が最も好きなモーリア・ナンバーです。あまり話題にならんけど超名曲! |
四出ろ!胃干す。 |
昨日は文化の日ということで美術館でも行ってこよーと思って(とかいってますが実は音楽目当て。)神戸にある兵庫県立美術館に行ってきました。
ちょうど今は「エコール・ド・パリ展」ちゅーのをやってまして、その関連イベントとしてロビーでコンサートがあるってんで。一応フォーレやプーランクなどパリにちなんだっぽい選曲でしたが日本の現代音楽もあったりで統一感は思ったよりなかったですが(笑)マリンバの演奏がとってもよかった。影山朋子さんという人の演奏でしたが、こちらのサイトを見ると結構ジャズ寄りの活動多い人なんですね…。そのうちまたライヴ観にいこ。(この日も「枯葉」をマリンバソロでやっててんけどなかなかハマっていた) で終了後メインの「エコール・ド・パリ展」を見ようと思って館内うろうろしてたら1枚のチラシが目について。 「ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣ」!?(ギリシャ文字には目ざといのだ) なんじゃ、と思ってよく見たら原田和男さんという音響彫刻家(ってあるんですね)の作品展を今やってるらしい! しかも11/3~5日まではこっちはタダらしい!とーぜんこっちに予定変更です(爆) さて、この「ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣ(シデロ・イホス)」ってのは原田氏が'87年から始めたシリーズだそうで、日本語で「鉄の響き」を意味します。 通常の造形作品と異なり、"手で見る造形ー実際見る側が手に取って音を鳴らすー"というのが作品コンセプトだそうで、実際現代音楽作曲家の石井眞木氏なんかは自作にこの楽器取り入れてるそうな。 会場に入るとなんとも不思議な音響作品が聴こえてくるではないか。てっきりCDかなんかやと思ったらなんのことはない、お客さんが実際「ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣ」を鳴らしてたのでした(笑) 楽器マニアの私ももちろん触れるもんは全部触ってきましたよ。これ、なかなか楽しいです(笑) せっかくギリシャ語の名前がついてるんやからクセナキスにでも使ってほしかったなあ(笑) |
ギリシャ名曲大全 PART 1 『ΔΥΝΑΤΑ(ディナタ)』後編 |
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まさかシリーズ最初っから前後編になるとは(笑)
我ながらなんと濃いコーナーをつくってしまった…。 そこはまあ開き直って後編です。 前編ではギリシャでのヴァージョンを知ってる限り紹介しましたので、ここでまず原典(オリジナル)を紹介しときましょう。 ![]() 作曲者のAra DinkjianとパーカッショニストのArto Tuncboyaciyanが中心となったアルメニアン・ジャズ・ロック・グループ「Night Ark」の1stアルバムに収録の「Homecoming」。 これがオリジナルです。 「ΔΥΝΑΤΑ」にくっついてたサブタイトルらしき(Homecoming)の文字が当初から気にはなってて。でも調べると「ΔΥΝΑΤΑ」の訳でもないし…というのがこれを見つけて解決した訳です。 (ちなみにアルバムタイトル曲でもある「Picture」は「ΜΕΝΩ ΕΚΤΟΣ」の原曲です。) なかなかオリジナル・アルバムは見つからんかったのですが、ある時この曲を某所で演奏した時、聴いててくれた友人の友人が「この曲Night Arkですよね~」とかなんとかいうてはったんで、話をするとオリジナル・アルバムを持ってるというんですよ。で、お願いしてテープにダビングしてもうたんでとりあえず音だけは聴けてたんですな。(その後運良くCDも見つけましたが) で、その原典。(前置き長っ) 当然インストで、主役は作曲者Araの弾くジュンブッシュ(トルコの複弦6コース・フレットレス・バンジョー)。アルヴァニタキ'95ライヴでも大活躍してた楽器です。だもんで雰囲気はこのライヴに結構近いんやけど、ピロピロしたシンセやら入ってたりなにやらトロピカル(?)なアレンジになっていて、印象はやや軽め。AraのアドリヴやArtoのパーカッションも'95ライヴに較べると控えめなんでやはり後から聴くとインパクトは弱いかなあ。 このアルバム「Picture」、もう当然のように廃盤なのですが、まだ原典を聴くチャンスは残っています。 この1stと2ndから選曲された編集盤が出とるんですわ。
この曲目当てといわずNight Ark自体ええバンドなんで(自分では勝手に「アルメニアのパット・メセニー・グループ」と呼んでいる)是非聴いてほしいとは思います。 さて、続いては他国でのカヴァーです!! まずはアルヴァニタキに先駆けること3年、いち早くこの曲に目をつけたこの人のヴァージョン。
"トルコの女帝"といえばこの人、セゼン・アクス!! そのアクスの文字通り'88年のアルバムの一曲目「Sarisin(おいで金髪娘)」がそーなんです。 アクス・ヴァージョンではイントロでのサズ(?)のメロディーに続きいきなりサビのフレーズから歌がはじまります。アレンジはちょっとフュージョンぽい気も。リズムは「えーんやとっと」って感じ(笑)。 続いては同じくトルコのGulsen(ギュルシェン)というせくしーおねーちゃんのヴァージョン。(これはKisaraさんのブログ「異国音楽館」で知りました) タイトルは「Sarisinim」。何故かアクス版とタイトル変わってますが歌詞はおんなじみたい。 このヴァージョンはYoutubeにクリップもありました。 ベースはやっぱりアクス・ヴァージョンみたいですね。終止ビキニで歌うというなんとも露出度の高いありがたい(笑)クリップです。 で、実はロシアでもカヴァーされてることが判明しました!(というかこれもKisaraさんのブログで知ったんですが) 「フィリップ・キルコロフ(Филипп Киркоров)」ちゅうおっさんだそうなんですが、「Fire and Water」というタイトルでカヴァーしてます。 これは完全にAntiqueヴァージョンがベースですねえ。アレンジには新鮮味ないですが結構クリップはおもろいな…。 とりあえずはこんなところですかねー。 いやー、しかし思いつきで始めたもののこんな大作になるとは全然思ってなかったぞ(笑) それよりもギリシャ名曲といっときながらいきなりアルメニアの曲かいっ(爆) |
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