秋といえばやっぱり…

昨日今日といかにもな秋晴れでしたな〜。こんな時にここぞとばかり聴いてたのは去年の秋ハマりまくっていたヨルゴス・カザンジスの音楽。

去年リリースの大名盤「Faux Bijoux」を知った後に買い漁ったカザンジス作品の内の1枚やけど、やっぱりカザンジスには秋が似合う!ということであえて約1年寝かせてました(笑)。

「Του Ερωτα και Ουρανου」
(トゥ・エロタ・ケ・ウラヌゥ)



「Faux Bijoux」はほぼインストでしたが、こっちは全て歌物。でもカザンジスならではの美しさをそれぞれの歌手が素晴らしく表現していて、カザンジス歌物の決定版というてもええ内容になっとります。(曲自体は既発表のものが多いけども)
全曲ハズレなぞあるハズがないんですが、その中でも個人的に好きなんはディミトリス・ゼルヴダキスが歌う1曲目、ピアノが美しいリゼタ・カリメーリの4曲目、ブズーキ、バグラマ、ギターのアンサンブルが印象的なコスタス・マケドナスの6曲目、ベストトラックともいえる哀愁まみれのヴァシリス・レッカスの7曲目、激シブ声にうっとりのオルフェアス・ペリーディスの10曲目、ポップ・タッチながらカザンジスらしいメロが素晴らしいエレーニ・ツァリゴプールの13曲目、といったとこ。
とりあえずレーベルであるPolytroponの紹介ページで試聴はでけます。(んな必要ない内容やけどね…)

さて、そんなカザンジスにヒジョーに近い質感を感じたのが映画やTVなどのサントラを多く手がける作曲家、マリオス・ストロファリス(以前本サイトの方にもちゃうアルバムをアップしてたんですが、間違って消してもうた…泣)の'04年のサントラ、「Κρατα Τα Λογια Μου Για Φιλαχτο(クラタ・タ・ロギア・ム・ヤ・フィラフト)」。

stro04.jpg

先のカザンジスのアルバムでもベストトラックとなるほどの素晴らしいシンギングを披露したヴァシリス・レッカスによるヴォーカル曲を4曲フィーチャー。で、当たり前のことながらレッカスの歌が素晴らしいのなんのって…。とにかく声の物悲しさはギリシャでもトップクラスなのでは。
そしてそれを引き出すストロファリスの曲の良さがまたもう!
サントラという性格上、これ以外のインスト曲はほとんどヴァリエーションなんですが、上質のニューエイジ風室内楽にジャズのふりかけ、みたいな感じでほんまにようでけてますねん。
最近クァルテット編成での新譜も出たし、今年もやっぱりカザンジスと、そしてストロファリスの秋になりそう…。